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- 鳥類は、日本では500種類余りが記録されています。鳥類調査では、鳥類相を把握するために踏査や、生息密度を算出するラインセンサス、猛禽類の行動や生息数を把握するための定点調査等を行います。当社では鳥類の生態を十分理解し、これらの調査で得られたデータを蓄積して、慎重な解析を行っています。
- 踏 査
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- 調査対象地をくまなく歩き、確認された種類を全て記録する方法です。観察には肉眼で行うほか、双眼鏡を使用したり、場合によっては望遠鏡も使用します。
また、猛禽類調査では、食痕や営巣木を確認するための踏査が行われます。
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- ラインセンサス
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- 定められたルートを一定の速度で歩き、ルートの観察幅内に出現する個体数を、直接あるいは鳴き声などで確認する方法です。歩く速度はおよそ1.5〜2.0km/h、観察幅は片側25mとし、肉眼または双眼鏡で確認された個体数を記録します。
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- 定点調査
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- 調査対象地の見通しがよい地点に調査地点を配置し、確認された種類や飛翔コース、時間、行動など記録する方法で、主に猛禽類調査で使われます。肉眼や双眼鏡で飛翔を確認し、望遠鏡で個体の特徴や行動などを観察します。定点調査で得られたデータを解析することにより、営巣地や生息している個体数などを明らかにします。また、定点調査は水辺の鳥を対象にも行われます。
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