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- 湿地の急激な減少などに伴い、世界的にもっとも危機的な状態にあると言われているのが、両生・爬虫類です。これらの中には、生態が明らかになっていないものや、生息の有無を確認するのが難しい種も少なくありません。そのため当社では、様々な環境を精査し、成体からだけではなく、卵塊や幼生、フィールドサインなどからの同定も行い、生息の確認に務めています。
- 踏 査
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- 両生・爬虫類は、鳴き声で確認することができるカエル類や、水辺に生息する種類については、比較的容易に確認することができます。しかし、土中や落ち葉の中などに生息し、ほとんど地表に現れない種類については、確認することが非常に難しくなります。そのため、産卵期などの適切な時期に調査を行うことが必要です。サンショウウオ類の場合は、産卵期に湿地や沢などにおいて、落ち葉やコケの下、水の中を丹念に調べ、成体や卵のうの有無を確認します。
その他、脱皮殻や卵のう・卵塊、幼生の確認などからも生息状況の把握につとめています。
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