哺乳類

　哺乳類は、保護と駆除の間で絶えず揺れ動いています。同じひとつの種でも、場所により時代によりつきあい方は大きく異なります。そのため、地域特性を反映した、きめ細かな保全・管理体制を立てることが、課題となっています。当社は足跡や糞などのわずかなフィールドサインを見逃さず、精度の高い調査を行って、保全に役立てています。

踏　査

　調査対象地をくまなく歩き、直接生体や死骸を確認するほか、フィールドサインにより生息の有無を確認します。フィールドサインには、糞や足跡、食痕、イノシシなどのぬた場、クマによる爪跡やクマ棚などがあります。　

　

タヌキのため糞ノウサギの糞ツキノワグマの爪跡
トラップ調査

　小型哺乳類は一部の種類を除いて、目撃やフィールドサインなどによる確認は難しいので、より正確なデータを得るために、わなによる捕獲を行います。
　主に使用するわなは、モールトラップ(モグラ類)・パンチュートラップ(ヒミズ類、ネズミ類)・ビクタートラップ(ヒミズ類・ネズミ類)などです。

　

パンチュートラップビクタートラップ