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- 昆虫相
昆虫類は全動物類の約70%を占め、世界中で百万種類を上回る種が生息するといわれています。このうち日本では、これまでに3万種あまりが記録されています。しかし、一般的に知られている昆虫はごく一部で、目にすることができる時期もまちまちです。昆虫相を明らかにするために、当社では一般採集やトラップ調査等の様々な採集方法を適切な時期に行い、より多くの昆虫を採集し、さらに、これら採集した昆虫を正確に同定するよう努めています。
- 一般採集
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- 昆虫採集の中で、最も基本的な採集方法で、「見つけ採り法」・「スウィーピング法」・「ビーティング法」・「崖・朽ち木崩し法」などに分けられます。
「見つけ採り法」 最も基本的な採集方法で、肉眼で虫を見つけて捕まえる方法です。飛翔しているものやとまっているものをネットで採集します。また、樹液や花、動物の糞や死骸、貯木場の大木に集まる昆虫や、石の下に生息する昆虫を採集するのも主にこの方法です。ネットで採集するほか、ピンセットや直接手で採集を行います。
「スウィーピング法」 木や草などを捕虫網ですくい取る方法で、樹上をスウィーピングする場合には長竿を使用します。この方法により、ハエ類・ハチ類・カメムシ類・ハムシやゾウムシなどのコウチュウ類や、ヨコバイ類等が採集されます。
「ビーティング法」 木の枝や草、花、キノコなどをたたき、その下のネットに昆虫を落として採集する方法です。採集にはビーティングネットが使用されます。落ちた昆虫のうち小型のものの捕獲には、吸虫管が使用されます。この方法により、コウチュウ類やヨコバイ類、カメムシ類、ハサミムシ類などが採集されます。
「崖・朽ち木崩し法」
この方法は、崖の土中や朽ち木の中で越冬している昆虫を掘り出す方法です。手鍬などを用いて、土手や朽ち木を崩して採集します。この方法により、越冬しているオサムシ類、ゴミムシ類、スズメバチ類、ツチカメムシ類等が採集されます。
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- ライトトラップ
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- 灯火に集まってくる昆虫を採集する方法で、既存の光源(街灯等)を利用する方法と、灯火をともして行う方法があります。灯火をともして行う方法は、水銀灯やブラックライトを含む蛍光灯などを光源とし、スクリーンを張って行われます。電源は、水銀灯では小型の発電機が、蛍光灯では電池が主に使用されます。
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- ベイトトラップ
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- 昆虫の餌あるいは餌と同じ匂いがするものをトラップに入れて、昆虫をおびき寄せて採集する方法です。主に、落とし穴タイプの「ピットフォールトラップ」を用います。
「ピットフォールトラップ」
紙コップやポリエチレン製のコップに餌(ベイト)をいれ、地面に埋めて落下した昆虫を採集します。餌は酢酸や乳酸飲料、腐肉、糖蜜、獣糞など採集する昆虫によって餌を変えます。この方法により、オサムシ類・ゴミムシ類・シデムシ類・ハネカクシ類・センチコガネ類・エンマコガネ類・アリ類・カマドウマ類などが採集されます。
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![ライトトラップ](image/light.jpg) | ![ベイトトラップ](image/bait.jpg) |
ライトトラップ | ベイトトラップ |
- いわゆる貴重種
いわゆる貴重種としては、レッド・データブック(環境庁)記載種や、指標・特定昆虫などが挙げられます。当社では生態に関する十分な知識と経験を有するスタッフが、地域特性を考慮しながらこれらの保全に対応しています。
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![タガメ](image/tagame.jpg) | ![オオムラサキ](image/ohmura.jpg) | ![ニッポンハナダカバチ](image/hanadaka.jpg) |
タガメ | オオムラサキ(幼虫) | ニッポンハナダカバチ |
レッドリスト 絶滅危惧II類(VU) | レッドリスト 準絶滅危惧(NT) | レッドリスト 情報不足(DD) |
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